『源氏物語』第24帖「胡蝶」では、紫の上と秋好中宮(あきこのむちゅうぐう)は胡蝶を和歌に詠み、春と秋どちらが優れているかというなんとも風流なやりとりをします。「花園の胡蝶をさへや下草に 秋まつむしは疎くみるらん」